葉酸と妊娠・出産の関係って?

妊娠・出産をサポートする重要な栄養素「葉酸」

葉酸の摂取を始める時期

葉酸は水溶性ビタミンの一種で、「ビタミンM」とも呼ばれます。1941年にほうれん草の葉っぱから発見されたことから、葉酸と名付けられました。
葉酸には様々な働きがありますが、中でも最も有名なのは「胎児の先天性異常のひとつである、神経管閉鎖障害のリスクを軽減する」という働きです。神経管閉鎖障害が起こると、生まれてくる赤ちゃんの下肢の運動機能や排泄機能に障害が起こる恐れがあります。
この神経管閉鎖障害は胎児の重要な器官が形成される妊娠初期に起こる異常であるため、予防として葉酸を摂取する場合は、妊娠する一ヶ月前からの摂取が必要と考えられています。つまり、葉酸は妊娠してからではなく、妊娠を希望している時から必要な栄養素だということです。
厚生労働省も、妊娠を希望する女性、妊娠中の女性は非妊娠時の約1.7~1.8倍の葉酸を摂ることを推奨しています。ベビ待ちさん、妊婦さんにとっての葉酸は、国が公にお勧めするくらい重要な栄養素だということなのです。

意外と知らない“授乳中にも大切な葉酸”

授乳中にも大切な葉酸

葉酸がベビ待ちさん、妊婦さんに欠かせない栄養素であることは非常に有名ですが、意外に知られていないのは授乳中のママへの必要性。厚生労働省による日本人の栄養所要量では、授乳中の葉酸必要量は、通常時の約1.4倍と高い数値となっています。
授乳期の葉酸は、母乳を通して、赤ちゃんの正常な発育を促すという重要な役割を担っています。また、母乳はママの血液より作られていることから、造血(血液をつくる)のビタミンである葉酸を摂ることは、母乳の出を良くすることにもつながると考えられています。
葉酸は、ベビ待ち中、妊娠中に引き続き、産後も積極的に摂取したい大切な栄養素なのです。