1日に必要な鉄分量は?

妊娠希望・妊娠中・授乳中の女性に必要な鉄分量

貧血対策の栄養素として有名な鉄分ですが、妊娠・出産という大切な時期を迎える女性にとっては特に重要度が増します。
厚生労働省による「日本人の栄養所要量」によれば、1日あたりに必要とされる鉄分量は月経がない女性で「6mg」、月経がある女性で「10.5mg」とされています。月経がある女性は毎回、月経の度にたくさんの血液が失われているので、その分、血液の材料となる鉄分も多く摂取しなければなりません。
さらに、妊娠希望の女性・妊娠中の女性ではより多くの鉄分が必要になります。これは妊娠すると、胎盤とお腹の赤ちゃんの発育のために多くの血液が必要になるからです。中でも妊娠中期以降はグンと必要量が多くなります。
なお、授乳中も、妊娠初期と同じくらいの鉄分が必要です。母乳はママの血液からつくられています。しっかり母乳を出すためには妊娠中に引き続き、鉄分を積極的に摂取するようにしましょう。

鉄分の1日所要量(厚生労働省による日本人の栄養所要量より)
一般女性 月経なし:6mg 月経あり:10.5mg
妊娠希望の女性 月経なし:6.5mg 月経あり:11mg
妊娠中の方 初期:13mg 中期・末期:25.5mg
授乳中の方 13mg

鉄分はいつまで必要?鉄分が必要な期間

鉄分はいつまで必要?鉄分が必要な期間

鉄分は血液をつくる材料になるため、すべての方に欠かすことの出来ない重要な栄養素ですが、中でも特に、妊娠・出産を迎える女性はその間、鉄分の積極的な摂取が必要です。妊娠すると赤ちゃんの発育のため、多くの鉄分が必要になり、貧血を始めとする鉄分不足の症状が起こりやすくなります。ですから、妊娠を希望している方はいつ妊娠しても良いように、妊娠中の方は母子共に元気に出産を迎えられるように、毎日の鉄分摂取を心掛けましょう。
また、出産した後も鉄分は必要です。鉄分は、産後の体調回復に大切な役割を果たす他、赤ちゃんに与える母乳のもと「血液」の材料になります。しっかり血液がつくられなければ、栄養満点の母乳は出てくれません。授乳中も引き続き、鉄分を摂るようにしたいものです。